日本の協力の日
2018年11月22日、
大使館主催、JICAガボン支部共催の「La journée de la coopération du Japon 2018 (日本の協力の日)」をお手伝いしてきました。
このイベントは、草の根・日本の安全保障無償資金協力で増築や改修をした学校の生徒に対して、開発協力授業を実施して日本文化や国際協力について理解してもらうためもの。
今回Nzeng-Ayongという地区にある小学校に行ってきました。
晴れ女を大発揮して、太陽さんさん、激暑い天気。
私の仕事は、写真係。
大学時代写真部だったのでね。
大使館の方から必要なアングル写真を指示され、ガチ仕事モードに転換。
なので今回は写真多めです!
こちらがその学校。
日本の国旗や、アニメのキャラクターなどが描かれていています。
校舎5棟の改修と塀の防犯強化工事及び教室備品の無償提供をしたそうです。
校舎からこちらを覗く子供たち、
押さえきれずに教室を出てこちらに寄ってきてニコニコ様子を見ている子供たち。
わくわくが伝わってきて、こちらもわくわく。
授業の内容は3つ。
1つめは、「開発協力授業」
日本はどこでしょう?
ガボンにいる日本人は何人?(ちなみに80人)
この日本人はガボンで何の支援をしている人でしょう?
などなど30分間、JICAボランティアが中心となって講座を開催。
クイズに楽しそう手を上げて答える子供たちをみると、
「知る」って楽しいことなんだなと改めて感じました。
2つめは、「折り紙教室」
現地の新聞と日本の折り紙で兜を折りました。
みんな真剣!
手先が器用な子が多くてしっかりと折れています。
見よう見真似で折って、完成した兜を被る子供たち。
可愛すぎますよね!
3つめは、「日本語教室」
こんにちは、ありがとう、さようならなどなど
日本語の挨拶を教えてみんなで大きな声でリピート。
曲名忘れましたが、日本語の歌もみんなで大合唱しました。
この日は、草の根無償引き渡し式も同時開催。
大使や教育省のお偉いさまなど、多くの方々が視察に来られ、式典が行われました。
そして、やってきました「ソーラン節」!
JICAボランティアが学校へ通い子供たちに教えて迎えた本番ステージ。
躍動感!
それまでの準備や大変そうな様子を聞いていたので、みんなが元気に踊る姿を見て大感動。
ガボンの地で、ソーラン節の音楽が流れ、日本人とガボン人が一緒に声出して踊る。
もう…、涙を流しながら撮影しました。
運動会で我が子を見て感動するとはこういうことかとよ~く分かりました。
ソーラン節を教えてきた同期のブログ記事も合わせて読んで欲しいです。
他にも、子どもたちの劇や、大使のテープカット、教室視察などなど内容盛りだくさんでしたが無事に終了!
帰るころには、いたるところから「さようなら~」と聞こえてきました。
日本語を覚えてくれて、
きっと楽しい時間を過ごしてもらえたんだなと、
嬉しい気持ちでいっぱいでした。
今日の時間を通して、そしてこの校舎に通うことを通して、
日本という国を知ってもらい、興味をもってもらう。
アジアには中国以外にも、日本という国があって、
「ニーハオ」ではなく「こんにちは」と言うことを知ってもらう。
ただそれだけでも、とても大きい意味をもつ国際理解なのかもしれないと感じました。
これをきっかけに、
いつかこの子供たち中から、日本へ行って勉強して、
世界を変える力になる子が出るかもしれない。
そう考えると、草の根レベルでの国際協力はとても重要で無限の可能性をもつ取り組みなのだと思います。
そういえば私も小学生の頃、こういう授業で外国を知って、それの延長線でここに来たんだと、ふと気づかされました。
日々の生活に疲れ始めていたけれど、
子どもたちのキラキラした笑顔に元気をもらい、
教育の偉大さ大切さを教えてもらい、
国際協力の楽しさを再確認させてくれた
とても有意義な時間でした。
ちなみに、
4時間弱で撮影した枚数は約580枚、
編集にかけた時間6時間、
日焼けもしまくり、
自分、よく頑張りました。
以上、日本の協力の日でお手伝いしたお話でした~。
みんな、ここでたくさん勉強して、大きく育ってね!