我らのガボン日記 ー臨床検査技師編ー

青年海外協力隊としてガボンで輸血医療向上を目指す臨床検査技師の日記

私の活動先

私が活動しているのは、

ガボン国立輸血センター」

というところです。

 

こちらが、私の職場 ↓

 

首都の中心にある大学病院の横に位置し、

周辺には政府機関がたくさん、大手企業、ガボンで一番高いホテル、などなど

ガボン霞が関と丸の内的な感じなところにある施設です。

 

センターは国内唯一の輸血に関する機関で、

献血、製剤の製造と検査、そして患者血液と製剤の適合検査など、輸血に関わる全てがここひとつにまとめられた施設です。

日本でいうとドナーの採血をする「献血ルーム」、製剤を検査・製造する「各地方の血液ブロックセンター」、患者と製剤の適合性を検査する「病院」のこの3つが全て一緒になったような感じです。

 

製造している製剤は、

赤血球製剤、凍結血漿製剤、血小板(全血からの調整)

この3つです。

 

ここで製造された血液製剤は首都とその周辺地域の医療施設で使用されます。

 

ちなみに地方はどうしているか?というと。

各病院でドナーから採血して簡単な検査だけして輸血しているそうです。

恐ろしい。

 

センター職員は約90名。

うち検査技師は20名ほど。

 

採血時間は8:00~20:00(2交代制)

患者との適合性を検査する部門は24時間(3交代制)

 

センター内での採血のほかに、以前にも書いた「Collecte Mobile」があり様々な所でイベント的な感じで採血をしています。

 

想像していたよりもしっかりしている施設で、

職員特に検査技師はやる気のあるひとばかり、

なによりセンター長が凄腕の改革者なので今のところ非常に恵まれた環境に置かせていただいています。

 

そんな私の現在の活動は「現状把握」。

半年かけて全部門を巡回し、現状と問題点、その解決策をレポートにまとめ最後に施設長に提出するという期間の終盤におります。

 

提出して話し合いをしてからが、私の活動本番です。

 

センターの詳細、どんな問題を抱え、どう解決していくのか、今後少しずつ書いていきます。

 

私はこのセンターで活動する初代隊員なので、情報ゼロからのスタート。

日本語でガボンの輸血事情を書くのは、間違いなく私が初めてだと思います。

可能な限り、これからどんどんこの国の医療事情、輸血事情を公開していきます。 

 

簡単ですが、今日は簡単に私の配属先についてでした。

 

あ、驚いたシリーズまだ終わってない!!!