我らのガボン日記 ー臨床検査技師編ー

青年海外協力隊としてガボンで輸血医療向上を目指す臨床検査技師の日記

初出勤

2018年8月13日

ついに初出勤日を迎えました。

 

私がこれから2年間勤務するのは、

「国立輸血センター」

というところ。

 

献血血液製剤の製造、保管、検査...

輸血に関わる全てを一括して管理運営している国立の医療機関です。

 

去年の3月にJICAホームページで輸血センターの要請を見つけ、

行きたくて行きたくてたまらなかった場所。

 

ようやく、共に働く日を迎えました。

 

 

勤務は8時から16時。

ドミトリー(隊員が一時的に宿泊する施設)を7時に出発!

 

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同期に見守ってもらいながら出発。

気分は小学一年生。

 

タクシーを無事につかまえ(ガボンのタクシー事情は今度ご紹介します)、

7時半に到着!

 

早すぎたと思いつつACCUEIL(受付)で待っていると、

職員が続々と出勤!

勤務時間前にきちんと来るとは!!

どうやら、アフリカタイムはこのセンターにはあまり無いようです。

 

さあ、仕事が始まります。

緊張、期待、不安、いろんな感情でいっぱいでした。

 

まずは、挨拶周りと施設紹介

印象としては、想像以上に清潔で管理がなされている

という感じ。

 

つぎは、怒涛の質問ラッシュ

なぜこのセンターに来たかったのか、

日本で何をしてきたのか、

何ができるか、

日本の輸血システム、

ISO、…

 

もちろんすべてフランス語。

 

頭と電子辞書とgoogle翻訳をフル活用し、

知恵熱でるんじゃないかと思うほど頑張りました。

 

それでも伝えたかったことの3割ほどしか言えませんでした。

 

私の言うことを一生懸命聞いてくれるカウンターパート(仕事のパートナー的存在)。

感謝と悔しさと申し訳なさでいっぱいでした。

 

伝えたいこと、見せたいものは沢山ある。

そうだ、パワーポイントをつくろう。

というか、なぜそこに気づかなかったんだ…

 

 

その後、カウンターパートは昼ごはんも食べずに私の今後半年間の予定を立ててくれました。

 

「1ヶ月ごとに各部門をまわり、職員をよく観察、質問を沢山し、現状の把握をすること。そしてそれを報告書にまとめて提出すること。」

 

こんなにしっかりしているカウンターパートランキングがあるなら、

間違いなくトップ3に入るレベルだと思います。

 

なんだか、日本にいた時より働く気がします。

 

 

数か月前に上層部の人事異動があり、

新体制になってから改革の嵐を迎えているこのセンター。

この絶好のタイミングに加勢するかたちで、

初めての外部人材、初めての外国人として迎え入れられた私。

 

「一職員として、きちんとした立場を保証し、共に改革を進めていく」

 

職員の雰囲気から、この意識をとても強く感じました。

 

残り23ヶ月、ガボン人のために働きまくる。

 

そう決意した初日でした。

 

 

※写真少なくてごめんなさい。