我らのガボン日記 ー臨床検査技師編ー

青年海外協力隊としてガボンで輸血医療向上を目指す臨床検査技師の日記

タバスキ

2018年8月21日、今日はガボンの祝日「タバスキ」です。

タバスキとは、イスラム教の「犠牲祭」のこと。

 

ガボンではキリスト教徒の次にイスラム教徒が多く存在します。

 

昨日仕事の帰り際に、「明日、羊を食べるからおいで」と招待されたので、行ってきました。

 

事前に「犠牲祭」について調べてみると、

羊を3つに解体、貧しい人に恵んであげる、などなど書いてあったので、

どんなところで何が行われるのか... 

とドキドキでした。

 

が、

 

先に言ってしまいますが、案外普通の食事会でした。笑

 

とにかく優しい同僚ステファンが車で迎えに来てくれ、

連れていかれたのは、

同僚の家。

 

センター長をはじめとして、医師や何の人か分からないけどいつも話しかけてくれる人(ごめんなさい笑)など数名がいました。

 

そしてまず出してもらったのが、これ。

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ビサップ。

ハイビスカスの花?から作られているジュース。

各家庭によって作り方が違うらしく、味もそれぞれ変化があるので、出されるだびに楽しみの飲み物です。

今回は酸味強めのビサップでした。

ちなみに私は、ビサップにショウガを加えたやつが一番好き。

 

 

そして次は、いよいよ

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メインの羊(右下)。

あとは魚(右上)、米、ジャガイモ、葉っぱ、揚げたバナナ。

 

昨日から考えていた羊と、こういう形でご対面できました。

 

それぞれ好きなものを好きな分だけ皿にのせて、いただきます。

 

そして、ここでアフリカあるあるが登場します。

この羊、見た目は肉って感じですが

実際は、ほぼ骨!

肉どこ行った...?

と思ってしまうほど、骨です。

9割骨!

どこ食べればいいんだい、というものように思いながら、

最後は手で持ってかぶりついて頂きました。

これがアフリカスタイルだそうです。

 

このあと、ワイン赤、白、シャンパンを飲みながら、

みんなでおしゃべり。

何言ってるか全然分かんなかったけど、みんな職場の話で大盛り上がりしてました。

あ~フランス語分かるようになりたい~、

ずっとそう思って座っていました。

 

こんな感じで「タバスキ」、5時間ほどで終わりました。

 

想像していたより簡単な会でしたが、

仲良くなれたので大満足。

 

最後にみんなで写真撮影

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先日出来上がったばかりのパーニュ(アフリカの布)の服を着ていったら好評でした。

パーニュは今度紹介します。

 

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右がセンター長、上がとにかく優しい同僚ステファン。

 

人生初のタバスキ、こんな感じで無事終えました。